甘酸っぱい気持ち

ほんの少し、甘酸っぱい話が思いついたので。

昔の、18歳頃の思い出。

高校1年生の秋くらいからお付き合いさせていただいていた方がおりまして。

友達の紹介でね。

一応、僕は公立の普通科文系一般ピーポー帰宅部のあいつ。

対して、彼女は私立の名門理系で箱入りお嬢さま、ハンドボール部でマネージャーをしていたTちゃん。

不釣り合いとかは言われたことはないけど、僕たちはお互いの環境とかそういうのは全く気にしていなかった。

友達以上に楽しくて、恋人としてずっと一緒にいたくて。

ないものねだりが叶う関係だったのかもしれない。

電車で1時間の距離、月に2〜3回会う程度だった。

一緒に勉強とかは…しなかったな。彼女は試験が近づいても、いつもと変わらないペースで遊びに来てくれた。

しかし、彼女は本当に箱入りだった。

なぜなら、付き合うということをお母さまから禁止されていたみたい。

だから僕とのことも当然内緒。遊ぶとしたら映画とか買い物とかたまに僕の家。

でもね、高校生だったし、彼女の親が仕事で留守の時は遊びに行きました。

ちょっとスリルがあってさ、小さな背徳感でワクワクしてしまうよね。

多分、2年くらいバレなかったんじゃないかな?と、本人たちは思っていたけど…。

高校3年生となり、彼女の家のリビングで遊んでいたある秋の昼下がり。

母「ただいま」

あれ?お母さん夕方まで帰ってこないんじゃ…。

母「だれか、きているの?」

T「やばい。隠れて。」
あ「ど、どこに…。」

彼女の表情が曇っていくのを見る間もなく、隣の洋室のクローゼットに押し込まれるあいつ←

間一髪、はち合わせなかった。

が、お母さんは彼女を問い詰めている。

母「誰がきてるの!なにしてたの!どこにいるの!」
T「友達がきてたの!もう帰ったよ!だれでもいいじゃん!」
母「嘘つかないで!さっき男の人の靴があったわよ!ほら…ってあれ?ない?」

隣の洋室のクローゼットに放り込まれるあいつの靴←

はい、もうばれてます。

母「でてきなさい!」

クローゼットから登場するあいつ。

いや初対面でクローゼットから現れるとかもう終わりでしょ。

母「座りなさい」
あ「はい…。」
T「お母さんやめて…。」
母「Tさんは黙ってなさい。」

さんづけで呼ばれてた。

その後、色々聞かれた。

住所、電話番号、親の名前、高校、担任、部活、志望大学、将来の夢、髪型、服装。

そして最後に。

母「あなたはTさんのボーイフレンドなの?」
あ「えーっとまぁ、はい、そうだと思ってます。」
母「もう2度とTさんと会わないでちょうだい」

そして、お母さん渾身の平手打ちが彼女の頬を打つ。

彼女の頬を涙がつたう。

母「帰りなさい」

本当に箱入り娘だった。

彼女の家から追い出されるあいつ。

続きはまた。

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Author Profile

建設現場でひっそりと監督として日々を過ごしてます。35歳、妻と娘と息子とつつましく暮らしながら。ブログを書いていることも、怪しい暗号野郎ということもひたすらに隠して過ごしていると自分が自分じゃないみたいに感じる時がある。だから、あいつなわけで。あいつの気持ちという雑記ブログでそんなモニョモニョを書いてます。この放課後レモンティーでは日々感じたことをのびのびと綴ろうと思います。本当の日記のように。